理事長挨拶

長崎青年会議所のWebサイトをご覧いただきまして誠にありがとうございます。又、日頃より私達の活動・運動へご支援とご協力を賜り心より感謝申し上げます。私は、一般社団法人長崎青年会議所2023年度の理事長を務めます、山口知宏と申します。

 

昨年で創立70年を迎えたJCI長崎。本年度は、「力戦奮闘 ~燃やせJCスピリット~」をスローガンに掲げ運動を展開して参ります。力戦奮闘とは勇気と気力をふるいたたせて戦うこと。力の限り全力で困難などにぶつかっていくことを表す言葉です。これから私達はコロナ禍を経て新たな時代を迎えます。目まぐるしい環境の変化により、ときには目を背けたくなるような、逃げだしたくなるような、戦意を喪失してしまうような現実が待っています。しかし、このような状況下でこそJCマンとしての真価を発揮するときです。1945年8月9日長崎の地に原子爆弾が投下されました。爆発時の巨大なエネルギーは、地上のものを吸い上げ、吹きあげ、巻き上げてきのこ雲を立ち昇らせました。強力な気圧変化は、爆発直後異常な速さで衝撃波となり広がり、物を破壊し、家屋を押し潰し、長崎のまちは焼け野原となり、長崎市人口の1/4の尊い命を失いました。これ以上に困難な状況が他にあるでしょうか。そんな中、僅か7年後1952年長崎青年会議所は立ち上がりました。復興の最中、とてもまともな経済活動ができる状況ではありません。我々の先人達は、ただ子ども達の未来のために、長崎の未来のために一心不乱に運動を行ってきたのです。現代の長崎おいても少子高齢化、人口減少、コロナ禍の影響、たくさんの課題が山積しています。しかしこんな程度のことで、決して長崎を諦めるわけにはいかないのです。

 

みなさんの子ども達が大人になったとき、どんな長崎が想定できるでしょうか。産業が衰退していく長崎、人口流失が進む長崎、経済が弱い長崎。生きていくために家族を、住まいを、眠る先祖を残し長崎を去る人もいるでしょう。このような未来に立ち向かうためには、産業の活性化、その上に成り立つ安定した雇用と賃金上昇が必要不可欠です。未来を見据え、「経済成長」を前提としたまちづくりを目指していきます。

 

私達の家族、社員、仲間、友人、そして子ども達と未来の子ども達。この子達が長崎で暮らし、長崎で営み、長崎で子を産み、長崎で育む、そのためには安定した経済と持続的な経済成長が必要不可欠です。現状維持は後退と同じ。この子達が将来に希望を持ち、夢を描けるような長崎を創ること、それが私たち長崎青年会議所の担いです。2023年度我々の起こす運動が長崎の経済成長の起点となり、明るい豊かな長崎を未来に残す。例えどんな困難が待ち構えていようと力戦奮闘のスローガンの下、全力で切り開いて行きます。

 

この度、Webサイトをご覧になって私達の活動に少しでも興味を持っていただければ幸いです。40歳までの貴重な青年期、私達と共にリーダーシップを学び、まちづくりに取り組んでくれるたくさんの仲間と出会えることを心から楽しみにしています。