フォローアップセミナー「Re:ADY FOR TOMORROW~ゼロから始める防災意識改革~」

【Re:ADY FOR TOMORROW~ゼロから始める防災意識改革~】

2025年11月15日(土)、長崎県勤労福祉会館にて、フォローアップセミナー
「Re:ADY FOR TOMORROW ~ゼロから始める防災意識改革~」 を開催しました。

 

まず、市民の防災意識の調査を行うため、市内各所で街頭アンケートを行い、524件の回答を集めました。

更に、熊本青年会議所の皆様、長崎市消防局、第30年度理事長であり長崎大水害を経験された村木營介先輩からもご協力をいただき、災害に対する知識と考察を深めながら、新入会員が中心となり約3か月間にわたり事業を構築しました。

【Re:ADY FOR TOMORROW ~ゼロから始める防災意識改革~】

 

近年、地震や豪雨などの災害が全国的に頻発する一方で、長崎市における防災意識や危機感は十分とは言えない状況が説明されました。
なぜ「防災」が必要なのか、長崎市が抱える災害リスク、1982年に長崎大水害が発生した時の長崎JCがどのようなことを行ったのかなど発表が行われました。

 

そして、災害時に大切になるのは、人命救助において成否を分ける「72時間の壁」が重要になります。
これは、災害発生から72時間以内に救助されなければ、生存率が急激に低下するとされており、その背景には「人は食料や水がなくても約3日間が生存の限界」とされています。

この72時間をどう生き延びるかが鍵となる中で、私達は次の3つの視点から防災の基礎を学びました。

 

自助:自分自身や家族の命を守るための行動や備え

共助:地域や近隣の人々と助け合い、支え合うこと

公助:行政や公的機関による支援や救助活動

 

災害から命を守るには、まず「自助」をしっかり行い、「共助」で地域と連携し、最終的に「公助」で全体を補完するというバランスが重要となります。

この3つの要素を理解することにより、日常生活における備えの必要性と意識の向上が、災害への対策であることを再認識する機会となりました。

 

 

グループワークでは、防災シミュレーション「はじめての町」を活用し、参加者が災害発生時の状況をカードゲーム形式で疑似体験し、どのような判断や対応をすれば良いのかを学びました。

地域リーダーとして、私達JCメンバーが「共助」と「公助」をつなぐ架け橋となるべき役割を担っていることの重要性を学びました。

このセミナーの準備・実施にあたり、多くの市民の皆様、関係各所の皆様にご協力いただきましたこと、心より御礼申し上げます。

また、一般社団法人熊本青年会議所より、専務理事・藤原将和君をはじめ5名の皆様にオブザーバーとしてご参加いただき、更に準備期間中から多くのご教示を賜りましたこと、深く感謝申し上げます。